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2024/11/18
コラム

福祉ネイルとは?サービス内容や期待できる効果を解説

福祉ネイルとは?サービス内容や期待できる効果を解説

福祉ネイルとは、高齢者や障害を持つ方々を対象に提供される、ネイルケアサービスです。一般的な美容目的のネイルとは異なり、福祉ネイルは健康や心のケアを重視し、介護や福祉の現場で導入されることが増えています。本記事では、福祉ネイルのサービス内容やその効果について解説します。

【目次】
1.福祉ネイルとは?
2.福祉ネイルのサービス内容
3.福祉ネイルに期待できる効果
4.まとめ

福祉ネイルとは?

福祉ネイルは、ネイリストが介護施設や利用者の自宅に訪問してネイルケアを提供します。爪の形を整える、手入れをするなどの美容目的だけでなく、心のケアやコミュニケーションの促進も重要な役割を果たします。施術を受けることで、利用者は心地よさや癒やしを感じ、日常生活の中での小さな楽しみを得られます。

福祉ネイルのサービス内容

福祉ネイルは特定の施術が提供されますが、利用者の健康状態や要介護度により、受けられない施術もあります。

・受けられる施術
簡単なマニキュア(速乾性のあるもの)や、ハンドマッサージなどの基本的なケアが中心です。これらの施術は血行を促進し、利用者へリラクゼーション効果をもたらします。また希望があれば、簡単なペイントアートや爪に優しいカラーリングも提供されます。

・受けられない施術
体力や爪の健康状態に応じて、長時間の施術や、爪に負担をかけるようなデザインネイルは避けられます。特にアクリルやジェルネイルなどの施術は、一般的に福祉ネイルでは提供されません。また、ビーズやラインストーンなどの細かいパーツを使用するネイルアートも、誤飲のリスクがあるため控えられています。

福祉ネイルに期待できる効果

福祉ネイルは単なる爪のケアを超えて、心理的・身体的な効果が期待されています。本章では、福祉ネイルがもたらす代表的な効果を紹介します。

大切にされているという幸福感を得られる

利用者は、爪をケアしてもらうという行為を通じて、自分が他者に「大切にされている、気遣われている」と感じます。この感覚は、高齢者にとって非常に重要な心理的サポートとなります。

外見の変化によって自信が生まれる

福祉ネイルを受けて爪が整い、指先がきれいになることで、外見に変化が現れます。これによって利用者に自信が生まれ、自己肯定感が高まります。高齢者や介護が必要な方にとって、外見の変化が精神的なポジティブな影響を与えることも少なくありません。

施術時の楽しい記憶を思い出しやすい

ネイルケアを行うことで、過去の楽しい体験やおしゃれを楽しんだ記憶が蘇ります。特に女性の場合は、若い頃にネイルを楽しんでいた方も多いため、その記憶が蘇り、気分が明るくなる効果が期待されます。
また手指は鏡などを使わなくても、頻繁に視界に入ります。それにより福祉ネイルを受けたという記憶が蘇りやすくなり、施術を受けた記憶を思い出すことで短期記憶の活性化に繋がります。

コミュニケーションが生まれるきっかけになる

施術者とのコミュニケーションを通じて、利用者は自然とリラックスし、日常会話や笑顔が増えます。施術後も、綺麗になった指先を見た周りの人から話しかけられるでしょう。
孤立感を覚えやすい高齢者にとって、こうした対話の時間は貴重な交流機会となります。

認知症ケアにつながる

福祉ネイルケアを受けることで、触れ合いによる安心感や記憶の刺激が促され、認知症の進行を緩やかにすると言われています。利用者の肌に直接触れることで、穏やかな気分をもたらします。

まとめ

福祉ネイルは、単なる美容目的のケアではなく、利用者の心と身体に癒やしと安心を与えるサービスです。爪のケアを通じて、外見の向上や自信の回復、コミュニケーションの機会を得るなど、多くの効果が期待されています。

特に認知症の方へのケアとしても活用できるため、介護現場での重要性が高まっています。介護を必要とする方やそのご家族、ケアマネージャーの方々は、ぜひ福祉ネイルの導入を検討してみてください。

爪をきれいに整えるだけでも、女性の心は明るく輝き、気分がリフレッシュします。「ケアまど」老人ホーム紹介センター有松相談所では、福祉ネイルなど、心身のケアを大切にする施設をご紹介しています。自分らしく美しさを楽しむ時間を過ごせる施設をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所