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2024/07/17
コラム

老人ホームや介護施設で意識されている、耳が遠い人との会話のポイント

老人ホームや介護施設で意識されている、耳が遠い人との会話のポイント

老人ホームや介護施設で耳が遠い高齢者と話をすることは多いです。その際に、介護士さんなどはどのような工夫をして耳の遠い人とコミュニケーションを取っているのでしょうか?

本記事では、加齢性難聴の特徴や耳が遠い人と話すときのポイントについて解説します。

高齢になってくると耳が遠くなってくる

年を重ねると耳が遠くなってくるものです。これは、加齢性難聴と呼ばれる症状で、誰にでも起こります

人の聴覚は、鼓膜や耳小骨を伝わった音が内耳の感覚細胞を振動させることで電気信号が脳に伝わる、という仕組みになっています。しかし、加齢とともに内耳の感覚細胞が減少していくため、耳が聞こえにくくなります

耳が聞こえにくくなると人とのコミュニケーションが取りにくくなり、疎外感を覚える、認知症の進行がはやまるなどの問題が起こります。そのような問題を避けるために、普段から高齢者とコミュニケーションを取りやすくしておく必要があるでしょう。

加齢性の難聴の特徴

加齢性の難聴の特徴についてご説明します。

1:高い音が聞こえにくくなる

若い人は聞こえやすいですが、年を取ると高い音が聞こえにくくなります。たとえば、モスキート音と呼ばれる蚊の羽音のような高音域の音は、子供や若者にしか聞こえません。

2:騒音の中での会話が聞こえにくくなる

人混みなどの騒音の中では会話を聞き取りにくくなります。そのため、外出中に会話ができなくなってしまうこともあります。

3:早口で話されると理解できない

早口で話されると話の内容が理解できなくなります。そのため、はやいテンポで会話をするのが難しくなるでしょう。

老人ホームでの耳が遠い人との話し方

老人ホームで耳が遠い人と話す際には、どのようなことを意識しているのかをご説明します。

1:雑音を少なくする

雑音が多いと話などが聞き取りにくくなります。そのため、テレビを消す、人がいない場所に移動するなどの方法で、雑音を少なくして落ち着いて話すことはとても有効です。

2:向かい合って話しかける

相手に向かい合って目を見て話すことで、話していることが伝わりやすくなります。目を見て話すことで、相手に気持ちが伝わりやすいでしょう。

3:ゆっくり単語ごとに区切って話す

ゆっくりと単語ごとに区切って話し、ひとつひとつの内容を理解しているかを確かめながら話すことも有効です。はやい話のテンポに追いつけなくなっているので、ゆっくり話すことが大事です。

4:身振り手振りも交えて話す

身振り手振りも加えて話すことで、相手にわかりやすく話の内容が伝わります。

5:聞き間違いを指摘しない

相手が聞き間違いをしても、「いや、そうじゃなくて」などと指摘すると相手が委縮してしまうことがあります。そのため、聞き間違いは指摘せずもう一度ゆっくり話をしてあげましょう

まとめ

本記事では、加齢性難聴の特徴や耳が遠い人と話すときのポイントについて解説しました。
年を取ると誰でも耳が遠くなってしまいます。耳が遠い人とうまくコミュニケーションを取る方法はいくつかあるので、試してみるとよいでしょう。

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