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2024/05/27
コラム

老人ホームや介護施設ではどんな服装がおすすめ?入居の際に選びたい服装

老人ホームや介護施設ではどんな服装がおすすめ?入居の際に選びたい服装

体が不自由になったとき家族に負担をかけたくないという人に、おすすめなのが老人ホームです。プロの介護士に生活を手伝ってもらうことができ、ケアをしてもらい暮らすことができます。しかし、気になることとしては、介護施設に入居する際に服装をどのようなものを選べばよいのかという点です。理想としては着る本人が心地よく、動きやすい上に介護を受けやすいというものが理想的だとされています。また、着ていて気分の良い服装であるということも重要です。

老人ホームや介護施設での生活にお勧めの服装は?選ぶポイントは?

老人ホームや介護施設の服装は基本的に自由です。わざわざ購入せずとも以前から着慣れたものを用意すれば大丈夫です。新しく購入される場合は、本人の好みのものを選びましょう。好みの服を着るということは介護を受ける人のリラックスにも繋がります
ただし、本人の身体状況次第で選ぶ服装は異なってきます。着替えの介助が必要な場合には、介護職員が着脱させやすいものが良く、リハビリを行っているなら伸縮性のあるものが最適です。具体的な選ぶポイントとしては、麻痺や拘縮などがあっても前開きのものは特に着脱が簡単とされます。肘の出し入れがスムーズな袖周りがゆるいもの、ボタンの装着が容易なものを選びます。
また、体温調節の点も考慮します。高齢になるとどうしても体温調節機能は低下していくため、季節にあった素材を選ぶように心がけます。共同生活を行うため、紛失してしまわないように名前を記入できるタグ付きものだと安心して管理することができます。

老人ホームや介護施設での生活で避けたい服装は?

逆に老人ホームや介護施設の生活で避けたい服装としては、動きにくい服・洗濯に手間がかかる服・高級な服などが挙げられます。動きにくい服とは素材が硬いものやフォーマルな服装、丈が長すぎるズボンは転倒の危険があり、長すぎるスカートは車椅子の車輪に巻き込まれるなど事故が考えられます。そのためパンツスタイルを基本に、丈に注意して選ぶようにします。
洗濯に手間な素材も持っていかないようにします。ニットやセーターなどのものはおしゃれ着洗いをする必要がありますが、介護施設ではそのようなサービスは行っていないことが普通です。ビーズやレースなどの装飾が多い服なども選ばないほうが無難です。
また、高級なものも向いていないと言われています。洗濯で素材が傷んでしまうことも考えられますが、食事の際に食べこぼしで汚れてしまったり、紛失のリスクなどもあります。このような事故や汚れを避けるためにも、洗いやすい着心地の良いものを選ぶことがポイントです。

老人ホームや介護施設の生活で用意しておきたい必要な枚数は?

用意しておきたい服装の枚数としては、上下の部屋着は食べこぼしや汚れなどを考えて多めに5枚ほどを用意します。下着も失禁などの汚れを考えて5枚ほどあると安心です。靴下も5組程度で、滑り止め加工されているものだと転倒のリスクを下げられます
体温調節用にカーディガンやベストなどがあると便利で、寒い時期には外出用にジャケットやコートなども必要です。また、ちょっと肌寒いときなどに使用するひざ掛けなども用意しておくのも良いとされています。
注意したいこととしては、紐などがついているコートなどは事故に繋がる可能性もあるため、施設によっては持ち込めないケースもあります。
パジャマは必須ではありませんが、生活をするうえで着用するとメリハリがつきます。持っていく場合には上下3セット程度を準備することをおすすめです。
収納スペースは施設ごとに異なるため、老人ホームなどに行く前に必ずチェックするようにします。持って行ける枚数を確認して、ある程度着回せる服装であるということも重要となります。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設で暮らす際に、持っていく服の枚数は限られています。だからこそ本人の状態を確認したうえで、着心地の良いものを選ぶということは重要です。しかし、難しく考える必要はなく、どのように今まで通りの生活が送れるかを考えながら選ぶように心がけます。また、高価な服は避けるべきですが、お気に入りのものを持っていくだけで気分を上げることができるという点も考慮すると老人ホームでも心地よく過ごせます。