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2024/04/15
コラム

老人ホームのレクリエーションにはどんな効果がある?

老人ホームのレクリエーションにはどんな効果がある?

老人ホームの入居者にとって楽しみのひとつが、レクリエーションです。介護施設によってさまざまな企画事があり、それぞれの健康状態でも参加できるものは異なります
具体的にどのようなレクリエーションの種類があるのか、そしてそれらに参加することによって得られる効果について紹介します。老人ホームの従業員も、盛り上げようとおもしろい行事を考えてくれています。できる範囲で参加して、プラスにしていけたら何よりです。

老人ホームのレクリエーションにはどんな効果がある?

家族と離れて入居している人たちにとっては、スタッフや入居者同士で接する時間を楽しみにしている人も多いです。レクリエーションはみんなとコミュニケーションを取ることができます。人と話すことで脳に刺激を与えることも可能です。人と関わることで、施設にいても社会生活が維持できるのです。
体を動かすレクリエーションは、頭を使う作業もありますし、心身の良いトレーニングになります。運動不足を解消して身体機能を維持する効果もあるでしょう。
レクリエーションがなければ、施設で過ごす毎日は単調になってしまいます。生活の質を向上させるためにも、必要な時間です。汗をかいたり笑ったり、時には外に出て景色を見ることもあります。音楽を聴くような企画も多いです。それによりリラックスリフレッシュ効果を得られます。中にはレクリエーションが施設での暮らしの生きがいのように感じている人もいるかもしれません。

レクリエーションにはどんな種類がある?

大きく分けて、レクリエーションは体を動かすもの指先や脳を使うものリラックスできるものに分かれます。
軽く運動できる企画の代表がラジオ体操です。そのほか、ボールや風船を使ったバレーや玉入れ、けん玉なども楽しく行えます。軽いヨガを行っている所も見られます。近くの公園をゆっくり散歩するのも良い運動になります。
手先を使うものでは、手芸塗り絵などが挙げられます。季節を感じるアイテム折り紙で作って部屋に飾ってある施設も多いです。
脳を使うレクリエーションはトランプかるたなぞなぞ大会なども面白いでしょう。伝言ゲームも盛り上げるかもしれません。記憶力も向上して良い企画です。
リラックスできるイベントでは、楽器演奏会アニマルセラピーといった種類があります。花見や紅葉狩りも、四季折々のイベントです。お月見団子やひな祭りのちらし寿司など、グルメを楽しめる行事も人気です。
それぞれ入居者の介護レベルによって行われる内容は変わります

レクリエーションは必ず参加しなくてはいけないの?

レクリエーションは参加を強要して行うものではありません。入居者それぞれ、体調や健康レベルは違います。また性格もさまざまで、人との交流が好きな人と苦手な人がいます。運動系は参加したいが、難しそうなのは面倒に感じる人もいるでしょう。ですので、必ず参加しなければならないわけでもありません
しかしながら入居者みんなにレクリエーションの予定や説明は行います。そして任意で、やってみたい人が行うという形が理想です。ただし、本当は参加したいけどうまく言えない方もいらっしゃるかもしれません。得意、不得意などに関わらず、入居者が気持ちよく参加できるようにスタッフが誘いの声掛けをすることも重要です。
運動などは、やりたくても体がついてこない人もいるはずです。そこをどのようにフォローするかがスタッフの腕のみせどころで、入居者のできる範囲でやってみます。入居者一人一人の気持ちを尊重することが何より大事です。
レクリエーションは入居者が自己表現できる場でもあります。少しくらい内容とはズレていても、それぞれの楽しみ方で行うことができればそれがベストです。スタッフは安全に気を付けて、入居者が楽しめるようにサポートすることが必要です。

今回のまとめ

レクリエーションは老人ホームや施設では欠かせない時間でたくさんのメリットがあります。リラックスや体力向上をはじめ、中にはレクリエーションで何かチャレンジする目標が生まれる人もいるかもしれません。認知症の予防にもつながり、大切な時間であることは確かです。
だからと言って強要するのではなく、一人一人の思いや暮らし方を尊重しながら楽しむことがポイントです。介護側の負担も少ない内容を考えることで、より理想的なレクリエーションになることでしょう。