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2023/12/29
コラム

老人ホームで月ごとのイベントを行う目的とは?四季を感じるものも人気

老人ホームで月ごとのイベントを行う目的とは?四季を感じるものも人気

老人ホームや介護施設の多くは、「イベント」を行っています。例えば、入居者のお誕生月をお祝いするイベントや、季節の行事を行うイベントなどです。地域の人も参加できるイベントが開催されることも少なくありません。ここでは、老人ホームや介護施設でイベントを行う目的と、イベントが入居者の心身に与える影響について解説します。

老人ホームや介護施設でのイベントは身体機能の維持や向上が期待できる

老人ホームでイベントを行う目的の一つは、入居者の身体機能の維持・向上です。イベントを行うことで入居者の意欲が刺激され、楽しい雰囲気の中で普段よりも積極的に体を動かす方も少なくありません。そのため、老人ホームや介護施設では、季節の行事など興味を引きやすいレクリエーションや、体を使うゲームなどのレクリエーションなどを取り入れています。

おすすめなのは、目標が明確で、大人数が参加できるゲームです。例えば、風船バレー、ボーリング、パターゴルフなどが挙げられます。輪投げやスリッパ飛ばしなどは座ったままでもできるため、車いすの方も参加が可能です。このようなミニゲームを複数行う運動会がレクリエーションとして開催される場合もあります。

老人ホームや介護施設の四季を感じるイベントでコミュニケーションも促進

空調が管理された老人ホームや介護施設で生活していると、いつも快適で四季の移り変わりを実感しにくい場合もあります。そのため、老人ホームや介護施設では、入居者の生活の質を向上させるために四季を感じるイベントで日々のメリハリをつけています。

例えば、節分夏至冬至ひな祭りお花見七夕十五夜などの日本の伝統的な行事の他、クリスマスハロウィンなどの外国の楽しい行事を取り入れている老人ホームや介護施設も見られます。他の入居者と一緒に飾り付けを行ったり、行事にまつわるクイズを楽しんだりするなど、達成感を得られることもレクリエーションのメリットの一つです。
さらに、四季の行事は暮らしていた地方やそれぞれの家庭によって異なるため、行事のやり方などが会話のきっかけになり得ます。介護職員と入居者、あるいは入居者同士のコミュニケーションを促進できるでしょう。

コミュニケーションだけでなく脳の活性化の効果もある

毎日の日課の中で行う日常的なレクリエーションには、意図的に身体や心を動かす時間帯を作って日中活動を充実させる狙いがあります。それらに加えて1週間、1ヵ月間、1年間に一度開催する特別なレクリエーションが取り入れられています。

いつもと違う雰囲気で行われるイベントは、入居者同士のコミュニケーション促進の他に、脳の働きを活性化する効果が期待できます。例えば、イベントに関連して昔を思い出して語るなどは、心の安定に繋がるかもしれません。また、イベントの役割分担で自尊感情を取り戻すこともあります。

イベントなら身体を動かすゲームや指先を使う作業を楽しみながら無理なく行えるため、入居者が「やらされている」と感じにくいのもメリットです。地域の人や異世代間の交流なども行えるイベントを開催すると、入居者の心身に新鮮な刺激を与えられるため、脳の活性化をより促せる可能性があります。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設では、入居者の身体機能の維持・向上を目的として、季節の行事や特別なレクリエーションなどのイベントを行っています。四季の行事は話題にしやすいため、入居者同士のコミュニケーションを促進できるイベントです。定期的にイベントを取り入れると、1週間や1か月、1年の単位で生活にメリハリがつき、脳の活性化にも役立つでしょう。