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2023/03/02
コラム

老人ホーム・介護施設の種類による違い。ユニット型と従来型とは

老人ホーム・介護施設の種類による違い。ユニット型と従来型とは

老人ホームや介護施設への入居を検討する際には、その種類や提供されるサービスの違いについて十分に理解しておかなければなりません。とりわけ、「ユニット型」と「従来型」については施設の設備やケアの方法を知る上でも重要な情報で、各々の特徴をよく理解した上で入居する本人の希望に合うほうを選ぶことが大切です。
ここでは、老人ホームや介護施設の種類による違いについて、ユニット型と従来型の特徴と共にご紹介します。

ユニット型と従来型の大きな違いは間取りと介護のやり方

老人ホームや介護施設におけるユニット型と従来型の違いとして、主に以下の2点が挙げられます。

間取り

ユニット型』の施設では、個々の利用者ごに専用の個室が割り当てられるようになっています。そのため、ユニット型の施設はいくつかの個室と、入居者が利用できる共有スペースを主とする間取りとなっているのです。
それに対して、『従来型』の施設では、4~5名程度の利用者が1部屋で生活する相部屋となっていて、利用者向けの広めの居室を主とする病院のような間取りとなっています。

介護の方法

ユニット型』の施設では家庭的な雰囲気のなかで個々の利用者の生活に沿った介を重視しています。例えば、食事や入浴の時間を一律にするのではなく、それぞれの生活に適した時間にできるだけ対応する、といった具合です。
一方、『従来型』の施設では集団ケアのスタイルで介護サービスが提供されることが一般的なので、食事や入浴の時間は施設で決められた時間のなかでスケジュール通り実施されます。

老人ホームや介護施設のユニットケア型は個室が多く供用スペースが少ない

ユニット型』の老人ホームや介護施設を利用する上で留意しておかなければならないのが、「個室が多いため共用のスペースは少なめ」という点です。ユニット型の施設では少人数単位でいくつかの生活グループに分けて介護が行われるので、リビングやダイニングなどの共用スペースは小さめの傾向です。

個室を利用できる分、個々の利用者のプライバシーが尊重される一方で、共用スペースがコンパクトであるという特徴があることから、集団生活に慣れるまで時間のかかる方にとっては安心感がある反面、部屋にこもりがちになってしまうこともあり、配慮が必要なポイントでもあります。

老人ホームや介護施設の従来型は多床室が多くて供用スペースが広い

従来型』の老人ホームや介護施設では、複数の利用者が「多床室」と呼ばれる相部屋で共同生活を送るのが基本です。そのため、日常生活レベルで同じ部屋の利用者とかかわりが持てることは、このタイプの施設の大きなメリットとなります。その反面、マイペースに自分の時間を満喫したいという方にとっては、この特徴がデメリットに感じるかもしれません。

共用スペースについては、居室スペースがコンパクトにまとまっている分、ングダイニングスペースなどが広めに確保されているところが多くなっています。従来型施設では広い共用スペースを活用してレクリエーションを定期的に催したり、共用スペースにいても他の方と一定の距離をとれるなど、共用スペースが広いことでのメリットもあります。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設には主にユニット型と従来型の2種類があり、各々に異なる特徴があります。それぞれのタイプに対する適正は利用者自身の好みや必要とする介護サービスの内容などによって異なるため、どちらが利用者自身に合っているのか正しく判断することが大切です。