TYPE
高齢者向け施設の種類
介護医療院(介護療養型医療施設)
医療と介護を長期的に必要とする要介護者を対象とした施設です。比較的重度の要介護者を対象とし、医療サービスが充実していることが特徴で、終の棲家となります。
入居一時金の目安 | 0円 |
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月額料金の目安 | 9〜17万程度 |
入居条件 |
年齢 原則65歳以上 介護度 原則要介護1〜 |
認知症 | 受け入れ可能 |
終身利用 | 可能 |
主なサービス |
食事 介護(食事・入浴・排泄等の生活補助) 健康管理 リハビリテーション レクリエーション 生活支援(清掃・洗濯等) 緊急対応 |
入居待ち期間 | 多い都道府県でも10〜20施設で、受け入れ枠が少ないため入居難易度が高い。 |
医療と介護、2つのケアが受けられる施設として新設
介護医療院は医療法人が運営する施設で、慢性期の医療や看取り、ターミナルケアと介護の両方を一体的に提供する施設です。家族が自宅で介護できないことを理由に、医療ではなく介護や療養を目的として入院する「社会的入院」が問題となったことで誕生した「介護療養型医療施設」に代わり2018年に創設されました。
急性期から回復期にある寝たきりの患者のケアを、医療的管理下で行う施設として位置づけられています。
充実した医療サービスが受けられる施設
介護医療院は、重度の要介護者を対象としており、医療サービスが充実していることが特徴です。喀痰吸引や胃ろうの経管栄養などの処置などが必要な方でも利用することができ、緊急対応が必要な場合も迅速に医療ケアを受けることができます。
また、介護医療院には重篤な疾患や合併症を持つ高齢者を対象としたⅠ型と、比較的容体が安定した人を対象としたⅡ型があり、Ⅰ型の方が職員の配置が手厚くなっています。
長期的に利用でき終の棲家となる施設
介護医療院と同様、終の棲家として利用できる施設として特別養護老人ホームが挙げられますが、特別養護老人ホームよりも専門的な医療ケアを受けることができます。
また、3〜6ヶ月と入居期間に制限がある介護老人保健施設と異なり、長期的に入居することができ、看取り対応も行っています。入院する必要はないものの、専門的な医療ケアを受ける必要がある場合に利用することができる施設です。