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弥富市は、愛知県の西部に位置し、南部は名古屋港西部臨海工業地帯をへて名古屋港の港湾海域に臨む、海抜ゼロメートルの臨海都市です。極めて平坦な南北に長い地形です。
「金魚の聖地」と呼ばれる程金魚の飼育・流通が活発で、全国規模の品評会なども行なわれています。弥富の金魚は「弥富金魚」のブランド名で高い評価を受けています。
歴史は主に江戸時代に始まり、明治初期には弥富町の前ヶ須宿から十四山を経て名古屋の熱田に至る新東海道が開設され、その後名古屋と関西方面を結ぶ関西鉄道(現JR関西本線)が開通、昭和初期には関西急行電鉄(現近鉄名古屋線)や国道1号が開通しました。昭和30年代以降には、名四国道(現国道23号)が通るとともに、近年では東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道というように東西を結ぶ動脈が築かれてきました。
JR関西本線と名鉄尾西線総合駅である弥富駅と、近鉄名古屋線の近鉄弥富駅周辺に市街地が形成され、毎日多くの人が行き交います。
また、本市は平安時代まで市域のほとんどが海中にあり、干拓で作られた地域が多く、水との闘いを繰り返してきました。特に、昭和34年の伊勢湾台風の折には、海岸や河川の堤防が決壊して、甚大な被害を受けました。
昭和40年代から、名古屋市との行き来に便利な地域として、鉄道駅周辺を中心としてベッドタウンのように住宅開発が進み、人口が大きく伸びました。今日でもマンション開発などが盛んで、人口が穏やかに伸びています。一方、北部、南東部の区域には水田地帯が豊かに広がっており、弥富市は都市部から農村部、海岸部までを持つ豊かな地域となっています。
弥富金魚の始まりは、約150年前。ある郡山の金魚商人が、東海道五十三次の熱田の宿(名古屋市)をめざす道中、前ヶ須(弥富市)の宿場町で金魚を休ませる池を作って放したところ、その愛らしい姿に魅せられた寺小屋の権十郎がぜひにとこれを購入し、飼育を始めたことが始まりとなりました。やがて明治に入り、佐藤宗三郎によって採卵・孵化が成功、本格的な養殖が始まりました。当地域が木曽川下流の水郷地帯で、水量・土質共に金魚に最適だったことが、日本一の金魚の産地を支えました。
また、生産地としてだけではなく、流通拠点としても我が国有数の市場となっており、日本にいる金魚の全品種約26種類がすべて揃います。
日本の水耕栽培のパイオニア的存在「株式会社M式水耕研究所」は、弥富市の企業です。
伊勢湾台風で農地が水没してしまい唖然とする中、“浮き草”を見つけたことが水耕栽培研究の始まりとなりました。当初は「農業は土だ」という考え方が強く、奇異の目で見られることもありましたが、回転率の高さ、均一的な成長の確保(不良率の改善)、「作業性の効率」で、圧倒的な収穫量を実現しています。
近年では、異常気象、環境汚染などの地球的背景から、普及が進んでいます。また、食べるための植物栽培としてだけでなく、農業×建築など、他分野とのさまざまなコラボレーションも注目されています。
東日本大震災、熊本地震の発生などを背景に、地域コミュニティによる自主的な防災活動や避難支援活動の重要性が一層注目される中、弥富市でも、市民と行政との協働のまちづくりを目指し、市民アンケート、市民ワークショップ、パブリックコメント、愛知大学との連携協定による学生の政策提言などの意見を取りこみ、平成31年度から平成40年度までの計画期間10年の第2次総合計画を策定しています。
高齢化がピークを迎える平成37年度を見据え、増加が見込まれる認知症高齢者対策としては、予防教室やふれあいサロン、認知症サポーター養成講座の拡充と、「認知症初期集中支援チーム」による自立支援のサポートをきめ細かに行い体制づくりをしています。
[高齢者(65歳以上)比率]
弥富市:25.10% (愛知県:23.80% 全国:26.60%)
[入所系高齢者施設 施設数/定員数]
❖介護保険施設 施設数:8 定員:385
❖特定施設 施設数:2 定員:68
[入所系高齢者施設 75歳以上1千人あたりの施設数/定員数]
❖介護保険施設 施設数:1.65(全国平均:2.14) 定員数:79.28(全国平均:74.80)
❖特定施設 施設数:0.41(全国平均:0.31) 定員数:14.00(全国平均:17.99)
※)介護保険施設:小規模多機能型居宅介護、グループホーム,特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設 など
※) 特 定 施 設:有料老人ホーム、軽費老人ホーム、サ高住 など
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