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扶桑町は愛知県の西北部に位置し、東は犬山市、西は江南市、南は大口町、北は木曽川をへだてて岐阜県各務原市に接しています。土地はおおむね平坦で北に高く、南にやや低く、濃尾平野の一部をなしている田園地帯です。
町内には古墳もあり、古くから人が住んでいたことが分かっています。400年程前の木曽川堤防がなかった時代には、木曽川はたびたび氾濫をおこし、祖先たちは水害と戦いながら、必死に生きぬいていたのだろうと想像できます。木曽川堤防の完成後は、時折水害にあいながらも繁栄し、江戸時代は尾張藩に属していました。明治39年高雄村、山名村、豊国村、柏森村が合併して扶桑村となり、養蚕、生糸の集散地として発展し、昭和27年8月に町制を施行しました。
現在はダイコン、ゴボウなどを主とした農業や畜産が基幹産業になっています。特にこの地で生産される守口ダイコンは特産品として有名です。
町を代表する工芸品としては、野点やお茶会、寺院の儀式などで装飾に用いられる儀典用端折長柄傘(つまおり傘)があり、その歴史は約400年にものぼり、県指定無形文化財にも認定されています。
鉄道は名古屋鉄道の名鉄犬山線が通り、町内には3駅が置かれています。道路では国道41号が町のほぼ中央を走ります。
木曽川河川敷に広がる広大な「木曽川扶桑緑地公園」は、憩いの場として重要です。木曽川の清流に面した大自然を舞台に、野球やサッカーなどが楽しめるグラウンド、芝生広場、コンビネーション遊具、全長約2.5キロメートルのサイクリングロード、キャンプ場、散策の森などがあり、多くの子ども連れの家族でにぎわっています。
扶桑町は名古屋のベッドタウンとして人口が増加傾向にあり、また企業誘致も積極的に行なわれており、とくに国道41号線沿いの風景はどんどん変化しています。
〔守口大根〕
守口大根は江戸時代に中国から伝わり、お漬物として大名に献上されていました。細長いのが特徴で直径2〜3cm、長さは1m20cmから1m80cm以上になるものもあります。これは世界的にも珍しい大根です。2年余の年月の後、漬物槽の中で熟成した黄金色の守口漬ができあがります。
平成25年には、「世界一長い大根」としてギネスに認定されました。
〔儀典用端折長柄傘(つまおり傘)〕
野点やお茶会、寺院の儀式で華やかさを放ち、場の雰囲気に趣をもたせている朱色の傘「儀典用端折長柄傘(つまおり傘)」。 骨の端を内側に折り曲げた長柄の傘で、その昔は公家や僧侶、馬上の貴人などに後ろから差し掛けたりするなど、広く利用されてきました。豊臣秀吉が醍醐の花見の際に用いたという記録も残っています。民芸の大家柳宗悦の尽力によって、一躍全国的に名が知られるようになり、近年では野点の席に使われることはもとより、パーティー、室内装飾などの分野にも広く愛用され、外国にも輸出されています。
扶桑町無形文化財として、約400年14代に渡り製作を続ける山那地区の尾関家では、今なお、伝統の技法が守り継がれています。
扶桑町では、ペンダント型の無線発信装置を有し緊急通報を発することのできる電話機を設置する「災害弱者緊急通報システム設置事業」、福祉電話の貸与と基本料金の補助をする「福祉電話設置事業」、在宅ねたきり老人等を常時介護する方に対し手当を支給する「在宅ねたきり老人等介護手当支給事業」などの高齢者福祉事業を行なっています。
認知症の理解を深める啓蒙活動の一つとして、平成25年度より、町と地域包括支援センターが協力し、認知症高齢者が徘徊したことを想定した訓練を年に1回実施しています。29年度はふそう町民まつりの会場にて、午前と午後の2回行われました。「ひまわりあんしん情報メール」による徘徊高齢者の捜索と、徘徊者への声かけの訓練を実施。幅広い世代の方々が参加しています。
[高齢者(65歳以上)比率]
扶桑町:26.10% (愛知県:23.80% 全国:26.60%)
[入所系高齢者施設 施設数/定員数]
❖介護保険施設 施設数:7 定員:267
❖特定施設 施設数:1 定員:30
[入所系高齢者施設 75歳以上1千人あたりの施設数/定員数]
❖介護保険施設 施設数:1.76(全国平均:2.14) 定員数:66.97(全国平均:74.80)
❖特定施設 施設数:0.25(全国平均:0.31) 定員数:7.52(全国平均:17.99)
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