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高齢者と『嚥下障害』2019年07月08日

高齢者と嚥下障害
口の中の食べ物や飲み物を飲み込んで胃に送ることを嚥下(えんげ)と言います。
食事でむせたり喉に詰まったりといったことは誰にでもありますが、一時的な症状なら心配はありません。
しかし、これらの症状が頻繁に起こるようになったり、食べ物や飲み物を食事のたびに飲み込みにくいと感じたりするようならば、嚥下動作に障害が起きている可能性があります。

 

これを嚥下障害と呼び、特に高齢者によく見られる症状です。

 

嚥下障害は誰にでも起こり得ますが、加齢により嚥下に必要な筋肉や神経の機能が低下すると起こりやすくなります。
また、脳卒中や神経疾患、筋疾患などの病気が原因で嚥下障害を引き起こすこともあります。

 

そこで、ここでは高齢者と関係の深い嚥下障害について、
障害に気づくポイント具体的な症状改善方法について見ていきましょう。

 

 

どんな症状が出たら注意が必要か

 

以下のような症状が表れたら、嚥下障害の危険性があります。
普段と様子が変わりないか、ご家族が注意して見守ってください。

 

1)食事中によくむせる
飲み込む機能が衰えるとお茶などの飲料や、みそ汁などの固形物と水分の混ざった食べ物などでむせやすくなります。
2)水分を含むものや硬い食べ物を避けるようになる
頻繁にむせるようになると、高齢者自身もそれを避けようと、水分を含むものを積極的に取らなくなる傾向があります。
また、嚥下機能が落ちると飲み込むのにしっかり咀嚼しなければならないような、硬い食べ物も避ける傾向にあります。
水分の不足は脱水症状にも繋がりますし、偏食は栄養が偏って栄養失調などのリスクが高まりますので注意が必要です。
3)食事の時間が以前より長くなる

飲み込むのが難しくなると、しっかり咀嚼しないと口の中に食べ物が残りやすくなるため、食事の時間が長くなります。
4)食欲が落ちる
機能低下により食べられるものが制限されるため、高齢者が食事を楽しいと感じなくなってしまいます。
食事が楽しくないと食べる意欲が下がるのは当然です。その結果、食事自体が億劫になり、食事を残すようになります。
5)頻回に痰が絡んだり、声がれが起こる
口の中に食べ物が残ることで痰がからみやすくなり、声がかれやすくなります。
また、声質自体がガラガラに変化することも多いです。

 

 

高齢者が嚥下障害になると起こる症状

高齢者が嚥下障害になると起こる症状
上記のような症状は嚥下障害の兆候であり、食べる意欲の減退栄養の偏りを引き起こし、体調を崩しやすくなります。
また、水分の多い食べ物を避けるため、脱水症状になりやすいことにも注意すべきなのは前述の通りです。
さらに、嚥下障害が進行すると、命にかかわることにもなる危険性があるのでくれぐれも注意してください。

 

嚥下障害では以下に挙げる症状のリスクが高まります。

 

1) 窒息に注意
嚥下障害があると、飲み込んだ食べ物が食道ではなく気道に誤って入りやすくなります。
食べ物が気道を完全に塞いでしまうと呼吸困難に陥り、そのまま窒息死に至ることもあるので、食事中は高齢者のむせや喉の詰まりには十分な注意が必要です。
2) 誤嚥性肺炎のリスク
誤嚥性肺炎も嚥下障害が原因で発症しやすい病気です。
通常、口の中の食べ物や飲み物を飲み込む時には体の反射運動により、気道を閉じて飲み込んだ物をスムーズに食道に送り込むようになっています。ところが、嚥下障害では、これが上手に機能せず、食べ物や飲み物、唾液、胃からの逆流物などが気道に入り込みやすくなってしまうのです。気道に入ったそれらの異物は、気管を通って肺にまで送り込まれると、肺の中で炎症を起こしてしまうことがあります。

 

がん、心疾患に次ぎ、肺炎は日本人の死因第3位ですが、その多くが高齢者なのです。
なかでも、誤嚥性肺炎は高齢者の肺炎の7~8割を占めています。
それだけ命にかかわる病気ということですので、誤嚥性肺炎を起こさないように注意しなければなりません。

 

誤嚥により傷ついた気道の粘膜は治りにくく機能も鈍くなるため、
一度なると誤嚥性肺炎は何度も繰り返しやすいのです。

 

なお、肺炎というと、激しい咳や高熱、呼吸困難、肺雑音など代表的な症状がありますが、
誤嚥性肺炎ではこのようなはっきりした症状が表れないことも多いです。
気がつくと重症化していたということもあるので、上で見た嚥下障害のサインを見逃さないようにしましょう。

 

 

嚥下障害になってしまったら

嚥下障害になってしまったら
嚥下障害の治療法には『手術』と『リハビリテーション』があります。
高齢者の場合は、ほとんどがリハビリテーションで改善を図ることになります。
そのリハビリテーションにも直接訓練間接訓練の2つがあります。

 

間接訓練:食べ物を使わない訓練

 

1)筋肉をほぐす
首や肩を中心にストレッチ運動を行い固くなった筋肉をほぐすことで、より訓練の効果があがります。
2)口や舌の運動により嚥下機能の回復を目指す
肩の力を抜き、首をぐるぐる回したり前後左右に倒したりして筋肉をほぐします。
それから、ほっぺたをプーッと膨らませたりすぼめたり、舌を出したり引っ込めたりして口や舌の筋肉を強化します。
3)発声トレーニング
カ行、タ行、ラ行、パ行を繰り返し発生します。
これらの音は唇と舌の筋肉や、食道へつながる喉奥を大きく動かす必要があるため、
食べ物を飲み込む時ために重要な器官の機能を強化することができます。
4)呼吸筋を鍛える
呼吸筋を鍛えるには腹式呼吸が有効です。
息をゆっくりお腹がへこむまで出し切り、次にお腹の底までゆっくり息を吸い込みます。
これを毎日数回繰り返すことで、気管に入った異物を咳で排出するための器官が鍛えられます。
5)姿勢保持の訓練
食事に必要な20~30分間、正しい姿勢を保持できるように訓練します。
食事の際に姿勢が悪いと、口から食道へと食べ物の通り道が塞がれやすくなってしまうため、誤嚥を起こしやすくなります。
6)感覚向上の訓練
凍らせた綿棒で口の中や喉を刺激します。
こうすることで感覚が向上し、嚥下反射が起きやすくなります。

 

直接訓練:直接食べ物を使った訓練

 

1)食事形態を調整する
高齢者本人の咀嚼や嚥下の能力に応じて、誤嚥しにくいゼリーやゼラチンを使った食べ物から始めて、
訓練状況に応じて段階的に通常の食事へと近づけていくことが大切です。
2)少しずつ確実に飲み込む
一口ごとにツバを数回飲み込んで、口や喉に食べ物が残らないようする。
3)食べる順番を工夫する
固形物の後にゼリーや水分を多く含むものを取るなど、形状や固さの違うものを交互に嚥下する

 

通常、間接訓練から始め、嚥下の回復状況に従って、直接訓練を増やしていきます。
高齢者本人の嚥下状況に応じて、段階的に訓練を行うよう配慮してください。
愛知県名古屋市の老人ホームや介護施設でもこれらの訓練は行われているので見学しておくと勉強になりますよ。

 

おわりに…

高齢になると、誰でも嚥下障害になる可能性が高くなります。
嚥下障害は誤嚥性肺炎という命にかかわる病気を引き起こしやすいので、
その兆候が表れたら早めに機能を回復させることが大切です。
ちょっとした異変も見逃さないように、日ごろからご家族が注意して高齢者を見守りましょう。

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